第56回日本消化器免疫学会総会

学会テーマ 新時代を拓く消化器免疫学

会長挨拶

会長写真

この度、歴史ある日本消化器免疫学会の第56回総会を主催する機会を頂き、大変光栄に存じます。日比紀文名誉理事長、渡辺 守理事長はじめ、理事・監事の役員の先生方や関係各位にこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。

私は昭和53年に京都大学医学部を卒業後、当時高知医科大学(現高知大学医学部)第一内科を主催しておられ、肝免疫で御高名の故伊藤憲一名誉教授の御指導で炎症性腸疾患と自己免疫性膵炎をはじめとした消化器疾患の免疫学的研究を開始しました。学術集会は今回で56回総会を数えることとなりますが、本学会の前身である「消化器と免疫」研究会は当時慶應大学教授であられた故土屋雅春先生が中心となり、毎年2回、旧経団連会館で開催されていました。各領域の大御所の先生方から発表者には実に厳しい質問が矢継ぎ早になされ、本当に足が震えるような思いで質疑応答したことが昨日のように思いだされます。その後、平成8年からの京都大学消化器内科を経て、平成15年から現在の関西医科大学にうつりましたが、当時開始した消化器免疫の研究は私のライフワークとして現在まで継続しており、私のホームグランドともいえる本学会総会をお世話させていただくことを心から嬉しく思っています。

この間、消化器免疫研究の進歩は大変目覚ましく、今回は『新時代を拓く消化器免疫学』をメインテーマとして、特別講演は制御性T細胞を発見された坂口志文教授(大阪大学)にお願いするとともに、主題として、2つのシンポジウム(シンポジウム1.「腸内細菌と肝消化器疾患」、シンポジウム2.「IBDの新規治療法」)、パネルディスカッション「IgG4関連消化器疾患-病態解明はどこまで進んだのか?」を企画しました。また、5つの教育講演として「腸管IgA抗体と腸内細菌(仮)」(東京大学 新蔵礼子教授)、「自己免疫性肝疾患のUp to date(仮)」(福島県立医科大学 大平弘正教授)、「接着因子と腸管免疫(仮)」(関西医科大学副学長 木梨達雄教授)、「地中海熱と炎症性腸疾患(仮)」(札幌医科大学 仲瀬裕志教授)、「IBDと妊娠-母子に及ぼす薬物治療の影響(仮)」(富山大学附属病院長 齋藤 滋教授)を企画しました。

教室員一同力を合わせて運営する所存ですが、本学会総会が実りある学術集会になるように、
是非とも会員の先生方からの御支援・御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

第56回日本消化器免疫学会総会
会長 岡崎 和一
(関西医科大学内科学第三講座)